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令和5年度 2月研修見学会

令和6年2月8日(木)、総勢37名の参加のもと、京都市にて研修見学会を行いました。本年度の研修見学会の趣旨は、古き良き伝統・文化に触れて知見を広げるとともに、携わる人が時代の変化にどのように対応しているかを学ぶことで、視野を広げる事でした。このたび研修した「座禅体験」「芸妓・舞妓文化の体験」は、まさに非日常の体験となりました。

午後0時30分に高槻市役所前に集合し、観光バスにて一つ目の研修先、洛北の一乗寺エリアにある徳川家康ゆかりの禅寺、圓光寺へ禅宗の修行方法のひとつである座禅研修のため向かいました。圓光寺到着後、座禅を組むため、禅堂にて僧侶より座禅の心得・姿勢・呼吸法等を教えていただきました。非日常的な空間で、静粛の中、100%集中した状態で「心を無にする」体験を行いました。足を組み、背筋をピンとした状態を25分間維持すると、心地よい静けさが辺りを包み、次第に頭が空っぽになっていくのを感じました。座禅を通して、言葉では伝えきれない貴重な体験をすることができました。その後、部屋を移り、住職より禅について説法をしていただきました。人に頼らず自らを頼って自分を鍛える考え方「自鍛自恃」など印象に残るお言葉をいただきました。次の研修先への移動車中において、「人生観が変わるほど良い経験だった」「己を見つめ直すことができた」など、参加者から嬉しい声をいただきました。

バス移動を経て続いての研修は、料亭鶴清にて行われました。前半は芸妓さんによる講演、後半はお座敷体験です。京都には花街(かがい)が5つあり、その一つである宮川町の芸妓組合長、そして伝統伎芸保持者でもあるふく葉氏の講演では、花街独特の文化を学ぶとともに、伝統の維持と時代の変化にどのように順応しているかを学ばせていただきました。そもそも参加者のほとんどが、芸妓と舞妓の違いも分からないくらいの見識で、違う世界の文化くらいに捉えていたこともあり、皆ふく葉氏のお話を興味深く聞き入り、講演終了後にはたくさんの質問がなされました。人手不足や労働問題、SNSトラブルなど、現代どの業種においても起きているこれらの問題は、花街社会においても起きていると聞き、とても印象的でした。その後は、待ちに待った「お座敷体験」も兼ねた宴会のスタートです。ふく葉さんに加え、芸妓さん6名(舞踊を専門の立方(たちかた)4名、唄や楽器を専門とする地方(じかた)2名)と舞妓さん2名の計9名が宴会を華やかにしてくれました。青年部役員による挨拶、乾杯発声後、芸妓さん舞妓さんにお酌をして貰い、会話に興じた後、京舞の鑑賞やメンバー参加型のお座敷遊び「とらとら」を生で体験し、楽しませていただきました。また、芸妓さん舞妓さんには、記念撮影にも快く引き受けていただき、記憶にも記録にも残る京の冬の宴となりました。

高槻から小一時間圏内の京都にて、普段味わえない二つの経験を通じ、伝統を守る大切さや難しさ、それに加え時代の環境に適応していく変革の必要性、両面が企業にとっての重点課題であるという認識がより深まった研修見学会になりました。

 

(記事作成者 森 伸亮)

(写真撮影者 若松真実)

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